雨が降る。
大寒気の空を切ってペダルを踏む。
後悔と不安しかない人生だ。
夢も希望も昨夜の酔いで使い果たした。
それでもまた朝はくる。
雨が降る。
ペダルを踏む。
と、
虹が出た。
虹が出た。
端から端までしっかりと根を張って。
なかなかのどっしりとミラクルさ。
感動では無い。
確信。
虹は🌈大丈夫の証。
と、いつの日からか勝手に決めたから。
まぁ、残念ながら我々に自由意思はないのよね。
僕達はただの観察者だから。
映画館に映画を観に行ったからといってその映画のストーリーを変えられないように。
全ては 縁 で廻っている。
神のみぞ知るって奴だ。
だから逆に安心して 大寒波や雨や風や雪や失敗や後悔や不安なんかも受け流す?
ん? 受けて流す?
違うか、受けた瞬間に過去の記憶総動員で恐怖ベースの解決策模索し始めるから厄介。
流す。
流す。流す。
ただひたすらに。
水は流れる。
いつだって下にね。
人も流れる。
社会は僕に川を登れと言う。
登れば登っただけ褒めたたえられる。
偉い偉い、よく頑張った!
もっともっと頑張れ! と。
で?
水は流れる。
川になり海になる。
沈み込みゆらゆらと波になる。
波は空と溶けあい泡となり弾けて空に向かう
…
…
雨が降る。
ね。^ ^