フリムンバード’s blog

石垣島暮らしの徒然を。

卒業 2

イメージ 1



息子のマブダチの話。
スゲー頭も良くて、ちゃんと挨拶も出来て、ゲームも息子より上手くて。
毎日のように家に来てた子が居てさ。
でも、学校に行けなかったらしくてさ、家ではそんな風に全く見えなかったんだけどね。
息子に聞いても、その訳はよくわかんないって言ってたけど、本当は分かってるのかもな。
所詮僕等は「大人」だから。
多少物分かりがいい位ではね対等には思ってくれないだろうな。まーしょーねーさね。

まー、でね、その子も卒業!!!
ちょっと前の修学旅行も朝になって急に行きたくない!と、グズったらしいがなんとか行けて楽しい思い出が作れたらしい。

わからない。色々、わからない。
けど、寄り添って待つしかないんだろーな。

そういやー、俺も学校行きたく無くなっちった友達迎えに行ったりした事あったよなー。
中1ん時。根は真面目なんだよ、本当。
でも、あれだ、しばらくしてさ、取り込まれちゃったんだ。クラス仕切ってる奴らにね。
上がらんと生きづらい世界でしょ、ビーバップ、湘爆の世界っすからね。
あっさり、捨てたな、弱かった友達。
給食喰ったら速攻グラウンド出て野球。
大大大嫌いな野球をね、毎日。
楽しいふりしてな。 アホだな。

まーいーか。昔の話だ。よくある事だ。

で、息子のマブダチに戻って、その子の夢はGoogleの社員!って!^ ^
なんかちょっと変わった試験とかあるんでしょ?Google。良くわからんが…
そんなんの研究してるって! いいね!いいよな!
そんなんでさ! ^ ^

あと、みんなそれぞれ作文が一つづつ卒業式の会場の体育館の後ろに貼ってあってね、その子のがさ、響いたよ。

「4階の誰も居ない校舎に吹く風が大好きでした。」

って。

六年生の教室は3階、その子はさ、教室入れないから1階の保健室では無いけどそんなようなとこがあってそこにいてさ、給食も息子と友達なんかで代わる代わる行って一緒に食べたりしてたらしいんだ。

なんか、隙をついて階段上がっていってたんだね。
ひっそり、気配を消してさ。

4階は彼にとって彼になれる、特別なスペシャルな場所だったんだろーな。

よーく、わかるよ。
俺もね、息子の授業参観の違和感に耐えかねて登ったからね、4階までさ。

海が見えて家がちっちゃくて人なんてもっとちっちゃくて車なんてみんなトミカみたいだ。

バカと煙は高いとこが大好きだからね、昔 鳶やったのもあんな景色が観たかっただけだったしな。

見渡せる場所、ありますか? ^ ^

ひとりでも大丈夫だよ。
風はいつも僕達のほっぺたを撫でてる。

イメージ 2




The Street Sliders / Blow The Night!